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体験記

「発酵水」を使った、らふぁえろさんの珍しい薬膳料理

体験記

魚、ごはん、野菜の煮物。どれをとっても旨味が大きく引き出され、そして臭みがない。そこには「発酵水」を使うという調理方法があった。奈良市高畑町の静かな街並みに位置する“らふぁえろ”さんでお食事をいただいた体験記です。

ちょっと打ち合わせをしましょうと、岡本茜さんとランチしたのがこちらの”らふぁえろ”さん。2020年6月28日(日曜日)のことです。高畑町のいい感じ(語彙力・・)の街並みにそっと溶け込んだ、外観も内装も優しい古風な造りのお食事処です。いらっしゃっている他のお客様も、上品で知的な雰囲気の方が多い印象。

お料理は一汁三菜発酵膳(2,000円)の一種だったと思います。メイン料理を僕はお魚で注文。岡本さんとお話をしながら待っていると、ほどなくしてお料理が到着。

まず中央のお野菜からいただきました。おおお。すごい。野菜一つ一つが旨い。普通、野菜を煮ただけの一皿って味の面で退屈なことが多いと思うのですが、この野菜は一つずつ味が濃く、そして味が個性を持っている。音楽で言えば音の違う楽器がそれぞれ美しく音を放ち、「聞かせるねぇ」と唸ってしまうような感覚。

次のお魚がさらにすごかった。香りが素晴らしい。魚のタンパクから生まれる旨味の香り、焼いた皮から感じられるスモーキーな香ばしさ。もちろん臭みは微塵も感じさせない。これだけストレートに美味なお魚を奈良で食べられたのは幸せでした。

お店の方が来てくださっていろいろと小皿のお話をされる中、夢見心地で箸が進み、気づいたら綺麗さっぱり食べるものがなくなっていました。

らふぁえろさんの料理は、いずれにも「発酵水」が使われているそうで、その酵素が素材のパワーを高めてくれているようです。お魚の旨味を引き出し、臭みをなくす。野菜それぞれが持つ、個性(旨味)を引き出す。その発酵水は特殊な乳酸菌を含むぬか床に漬けられた「発酵たまご」の殻を使って作られるとか。

その発酵たまご自身も卵かけご飯として食べられるので、「味わいつくした感」がすごかったですね。ご馳走様でしたっ!

あぁ・・・お食事を味わったり、お店の方のお話を聞いたりして、岡本さんとのおしゃべりが途切れ途切れになってしまっていたことを思い出しました・・・この場を借りてお詫び申し上げます。

お店のホームページなどはこちらから

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